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2006年7月12日 (水)

歴史の話

今日は本の話です。また、マンガネタをやってしまったので、今日はサラリーマンらしく歴史物の話をさせて頂きたく。

下僕、実はジャンルの本が一番好きですので、時として会話が懐古趣味となり、会社でとなりに座っているN女史からは「あんたタイムスリップしてきたんじゃないの」などと嫌味を言われておりますが、もちろん現代人でございます(^_^;)

Photo_11 まずは宮城谷 昌光の「あん子」です。変換が上手くいきませぬぅぅ!!
中国の春秋時代のお話ですが、他の中国物と同様、人物に焦点が当たっていて、政治的な陰謀なんかが多く描かれている分、結構フィクションも混じっている様には感じます。大体世の中国物は史記が紀伝体で書かれているからか、個々の人間の行動や心理的な側面が前面に取り上げられており、その点「ローマ人の物語」の様な語り口になれた方にはちょっと違和感があるかもしれません。でも私は結構好きです。なんてったって、人を信じることがどんなに愚かなことか、よ~く教えてくれますから。

Photo_12 続いて歴史物といえばこの人、司馬遼太郎氏の「最後の将軍」です。
これは徳川幕府最後の将軍、徳川慶喜の話ですが、この人はメチャクチャ頭が良く、しかも何事も器用にこなす人だったようです。何でも大工並みに鉋をかけたり、漁師の様に網を打ったり出来たらしいですが、実際にこの手の人はたまに見かけますね。いわば「天才」というべき人だったらしいのですが、そんな人間がトップにいて何故徳川幕府は滅びざるを得なかったか、このあたりはこの本に加えて、司馬氏の一連の著作を読んで頂ければよく分るかと思います。

下僕的には、こんな人がトップにいる会社は大変だろうな、なんて野暮なことを思ってしまいます。メチャクチャ頭が良くて、先が読めて、そのくせ自分が何を考えているかを説明したがらない。ホンマ、上司なんかになられたら厄介な人です。スティーブ・ジョブスなんかもこのタイプの人なんだろうな・・・ちなみに、下僕的にはアップルとマイクロソフトで、あそこまで差が開いたのは、トップの性格の差が大きいんだろうな、と感じております。

念の為に申し上げますと、別にジョブス氏が嫌いなわけではありません。氏の高名なスタンフォード大学の卒業祝賀スピーチなんて、ここ20年で最高のスピーチなんじゃないでしょうか。当社の社長が10年考えてもこんな話は出てこないでしょう。
もっとも、似たようなことは夏目漱石も言ってますので、この手のテーマからは名スピーチが生まれやすいのかもしれません。

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