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2007年10月14日 (日)

クレーですから・・・

先週は仕事でハマリ気味、睡眠不足で週末を迎えるという、テニスバカを自認する下僕にとってはかなり望ましくない形でした。やはり、週末で身体を酷使し、平日に身体を休めて体調を整えるというサイクルが最高ですね(笑)

そんな中、本日実業団リーグ戦の最終戦が行われました。
普段は自社のコートを使うのですが、今回は相手が強硬に先方のコートを使うことを主張したため、結局相手側のコートで行うことにあいなりました。

相手のコートは・・・嫌な予感がしましたが、クレーコートです。
自分、テニスを始めたのがハードコートだけあって、フットワークやバランスが悪く、従ってオムニ・クレーはかなり相性悪いです。もっとも社会人になってからはオムニコートでテニスをする機会が急増したため、オムニには慣れてきたのですが、クレーはいまだもって苦手・・・少しばかり嫌な予感がします。

最初にダブルスから入ります。
ペアのT君は、クレー育ちということもあって始まる前から興奮気味。「自分の家に帰ってきたって感じです」とまで言いまして・・・弊社テニス部ではもっとも常識人と思っていたのですが、最近彼のことがよく理解できなくなってきました(笑)

で、そのT君が序盤からすっ飛ばします。サーブは速いし、リターンはほとんどノーミスで相手の足元をえぐります。
下僕「おぉ、すごいリターンだね!」
T君「クレーですから!」
下僕「おぉ、今のセカンドサーブ、ファーストサーブより速いじゃない!」
T君「クレーですから!」
いくら何でもこれは関係ないだろ・・・と思いましたが、何でもコートがクレーというだけで、サーブも入りそうな気がするとか・・・やっぱりコイツは理解不能です。
今日はそんなT君の「クレーの法則」を数多く拝聴しました。参考までに列挙すると

「(下僕リターンがネット直撃)ありゃ、リターンネットが多いな・・・」
「クレーですから」

「スマッシュは17本打つつもりで行きましょう!」
「何で?」
「クレーですから」

「ボレーは5本打ちます!」
「だから何で?」
「クレーですから」

「ガルマ・ザビは何故死んだのか!?」
「クレーですから」

一応解説するとリターンネットが多いのは、クレーはバウンドが高いので、ボールを待って打とうとすると食い込まれることが多くなると。
「スマッシュ17本説」は、クレーでよく拾われるのは分るのですが、何故10とか15といった切りの良い数値じゃないのか気になるところです・・・彼曰く「スマッシュは15本打って、さらに追加で2本打つのが適当です」とのこと。
そうなると「ボレー5本説」が分らなくなるのですが・・・彼曰く「ボレーを5本打てば相手はロブを上げ始めますから」ってことはネットで合計22本打つのだろうか・・・

相当信頼度に乏しい情報ですが、彼の生き生きした表情には一片の曇りもなく・・・試合の方は6-0、6-3で勝利です!残念なことに22本続いたラリーはありませんでしたが(笑)

さて、懸案のシングルに入ります。
相手はダブルスで当たったペアの片割れ。ダブルスの時はそれ程強くない、と踏んでいたのですが、シングルになると状況一変。ベースライン後方に位置し、気合とともに力強いフォアハンドを延々打ち込んできます。こちらはこちらでボールにタイミングを合わせることすら出来ず・・・いきなり0-3ダウンと相成ります。
うーん、とにかくフォアハンドが上手く合いません。たまにいい球が入ってもゆるい中ロブでしのがれ・・・これを無理やり強打してネット直撃弾を大量生産(泣)

ここから戦術を変更。フォアはつなぎに徹し、バックのスライスでコースや深さをちらし、相手を走らせることに専念します。えぇ、お得意のバックへの回り込みって奴です。笑いたければ笑ってください。
これが上手く効いて3-3まで追い上げますが、次のゲームを落として3-4。だんだん、こちらのフォアが縮こまって浅くなってきます・・・これでは私の典型的な負けパターン。何とか流れを変えるべくネットに付く頻度を上げたり、ドロップショットを打ってみたり、フラットサーブを混ぜ始めたり・・・思いつく限りのバリエーションを展開し、何とか4-4とし、次の相手サービスもブレイクに成功。続くゲームもキープし、何とか6-4でファーストセットを先取します。

セカンドセットも一進一退で4-3まできます。このころになるとボールが重くなってきて、序盤使えたスライスでの揺さぶりが甘くなり、苦しい展開が多くなります。唯一の救いは相手はあまりネットプレーが上手くないこと。
ちょりんちょりんのフォアで相手の強打&ネットを誘い、低めのパスorロブで相手にミスってもらう、という最終兵器を動員し、何とか互角の展開に持ち込んでいます。

で、ここに至って足に痙攣の兆候が・・・

止むを得ません、このまま座して死を待つよりは少しでも可能性のある展開に賭けるのが真の漢というもの。封印していたフォアの強打をここから開放。そして、少しでもいい展開になったらバカの一つ覚えでネットに突撃です。このゲームは長かった・・・15分くらいの長いデュースから待望のブレークポイントがやってきます。
フォアのクロスの強打で浅くなった相手の返球を、バックのスライスでアプローチ・・・下僕唯一の勝ちパターンですが、相手が走り込んでダウン・ザ・ラインのパスを一閃。打った瞬間「やられた」と思うものの、目をつぶってダイビングボレー・・・ここで奇跡がおき、ラケットの先端に当ったボールが相手コートに返ります。ただ、誰もが目を覆うどチャンボで、相手が楽々と逆クロスにパスを打ちます・・・とこれもヤマを張った下僕渾身のダイビングボレーでブロックに成功、何とか相手コートにボールを返します。ただ、そのボールもしょっぱい・・・しかし決め球を2回返された相手は動揺を隠し切れず、次のボールはスピード・角度ともに甘い!このボールにも飛び付きボレーで決めて、何とか5-3とします!

これで相手は気の毒なほど意気消沈。続くゲームは普通にキープでき、6-3で何とか勝てました・・・うーん、相手は上手かったです。特にストロークのイージーミスはほとんどなく、エース級の下僕スライスアプローチを何度か放ったのですが、その都度決めのボレーを打てない高さ・角度のパスを返されました。こういうのが積み重なると、こちらも焦ってボレーミスが増えてきます。勝利の決め手は、やはり上述の怪しいダイビングボレー3連発でしょうか(笑)

チーム全体も4-1で見事に勝利し、リーグ戦を3勝1敗で終えることになりました。この分だと何とかプレーオフ進出が出来そうですし、何よりも下僕、今回は4戦全てに単複出場し、その悉くで勝利を収めるという快挙を成し遂げました!
かなり嬉しいのですが、こういうところに運を使っているから、仕事でババを引くと思うと相当複雑な心境です(泣笑)
また下らぬものに運を使ってしまった・・・

最後にテニスシューズのありかを指差し確認してから、意気揚々と帰宅します。下僕と雖も社会人のはしくれ、同じ間違いを繰返すバカではありません。
今日は良い1日だったなぁ、と柄にも無いことを考えながら、家でラケットバックを開けると何故か鼻をつく梅の香り・・・

痙攣予防グッズの「最高級南高梅~紀州梅 780円也」の蓋が外れておりまして・・・
タオルやらサポーターやらウェアの着替えやらが、梅干エキスをタップリ吸収、ネバネバベトベト君に変わり果てておりました。これでクエン酸の補給は当面大丈夫そうです。

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コメント

下僕様

いやあ~
今日も最高です!
怒涛の連続単複連勝ということで、これだけ調子がいいと、転勤先がアラスカかな?なんて思い始めましたが・・・(失礼)

そして、780円という、我が家ではありえないような高級な梅を、下僕さんのお宅では、タオルにまで食べさせていると思うと、生活水準の違いを感じつつ、、、

テニスで勝利する為には、犠牲はつきものか?
そんなことを今夜あたりは飲みながら考えてみたいと思います。

投稿: MAM | 2007年10月15日 (月) 08時33分

MAM様
ありがとうございます!
梅干は・・・量が多いので一個あたりの単価は大したものではないと考えます(笑)
確かにテニスで勝利するためには犠牲が必要です。例えば快適な職場とか(泣)

投稿: 下僕 | 2007年10月16日 (火) 00時42分

下僕様 実業団リーグの勝利&全戦大活躍おめでとうございます

渾身のダイビングボレー3連発!見たかったです
そーゆー事が起こると、やられた方はガックリきますよねー
今回ばかりは素直に下僕様の勝利をお祝いする心境になりました(笑)・・・失礼!

それにしてもオチが梅干とは・・・(爆)

投稿: AKI | 2007年10月16日 (火) 09時32分

渾身のダイビングボレーはテニスの神様が舞いおりたのでしょうか(笑)
その代償が梅干しとは...大笑いさせていただきました。
でも、パスタノーゲンのフタじゃなくて良かったですね。

昇った日は沈むはずなんだがなあ...

投稿: Moto | 2007年10月16日 (火) 12時38分

AKI様
有難うございます!
ダイビングボレー、確かに逆の立場だったらすごく嫌だと思います・・・相手の方もあのボレーにやられたとこぼしてました(笑)
梅干には参りました(^_^;)

Moto様
えぇ、神が降臨しました!
パスタノーゲン・・・放射能汚染なみのパニックになったでしょうね(笑)
ご心配なく、すでに日は沈みかけており・・・そろそろ完全に沈むことでしょう。

投稿: 下僕 | 2007年10月16日 (火) 23時44分

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