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2010年2月11日 (木)

嗚呼、アメリカ人よ・・・

任期半分でクビになったとはいえ、2年間をアメリカで過ごしたという事実は事実です。
従い、人は私がアメリカおよびアメリカ人について多少なりとも語ることに耐えねばなりませぬ(笑)
今日は日本人が持つ代表的なアメリカ人観に若干の私見を述べさせて頂くこととしましょう。

曰く「アメリカ人は自己中心的」
これは、まぁYesでしょう。ただ、自己中心というよりは「個々人を中心とした合理性」が一番重要視されている、という気がします。くそ忙しい時に重要なポストに就いている人間が「子供の送迎があるから」という理由で5時に会社を出る、なんてのは頻繁に起きます。日本だとあれこれ言われるところですが、ここでは普通。つまりは「5時過ぎても自分を拘束するのであれば、事前にそうスケジュール調整してくれ。報告だけなら家でメール見るからそれでいいだろ。」ということでしょう。「付き合い残業」何万年たってもアメリカには普及しないでしょう。
ちなみに納期を守れない理由のNo.1が「だって必要な○○(情報、材料etc)がスケジュール通りこなかったんだもん!」。日本の本社でこんなことを真面目に主張したら張り倒されますが、ここでは普通に聞きます。「その人間にとって合理的」なら何故か深く追求されません。

曰く「アメリカ人は怒りっぽい」
明らかにNo.ですな。チンピラならともかく、1人前の社会人が人前で怒鳴ると、その人間は自分の感情すらコントロールできないと見なされる様です。年中怒鳴っていて、それがリーダーシップの一種と信じている日本の本社の一部の偉い人には是非見習ってほしい。マッケンローは・・・突然変異だったのでしょうか?

曰く「アメリカ人はストレート、社交辞令などあまり考えない」
圧倒的にNo.です。皆あきれるくらい愛想が良い。
"How's your weekend?"だとか、よく話しかけられます。最初はつたない英語で一生懸命答えようとしていましたが、"Good."だとか"Interesting."とかで軽く流されること数回・・・これが彼らの社交辞令だということを学びました。まったく、関心が無いなら聞かないでほしい、と何回思ったことか。

曰く「アメリカ人はがめつい、そして金のためなら超働く」
前半はYES。本質的にケチですね。豪邸に住んでいるにも関わらずバーゲンセール大好き。後半は・・・人による、でしょうか。私の周りには見かけませんでしたが、もっとも、私のいたところは「日本で例えるなら秋田県」と言われる片田舎ですので。毎日20時間働く様な気合いの入った人間が来る場所ではないのでしょう。

曰く「アメリカ人はITに強い」
これは本当・・・皆当たり前の様にAccessを使いこなしてます。大がかりなシステムなしに、短い時間で大量のデータを正確に処理する能力は日本人の比ではありません。Excelどまりの下僕は、全くついていけず、あえなく討ち死・・・

曰く「アメリカ人は押しが強い/交渉が強い/理屈っぽい」
結構日本人と同感覚でしょうか。人事評価の項目に「協調性」「コミュニケーション」等があり、自己主張のみの人間はNGを出されます。日本人の方がよほど理屈っぽいです(笑)
「義理と人情こそが男の華」を信条とする下僕ですら、何度か"you are so logical but..."的なことを言われたことがあります。また、米人セールスマンは愛想も良いがあきらめも早い(笑)。

曰く「アメリカ人は細かい作業ができない」
基本的にYesです。そして、何よりも、何よりも「面倒くさがり」です。財務という仕事柄色々差異分析をするのですが、「ある時点の前年差と今の前年差の"差"」いわゆる「差の差」的な分析を依頼すると、こちらの人間は宇宙人でも見る様な眼でこちらを見ますデータ処理なら得意なんですけどね・・・
ちなみにこれ、日本人は大好きなんですな・・・日本本社との調整担当の自分、何度間に挟まれて圧死したことか。.

ここまで来て改めて思います。
実は私、当社北米現地法人のこと結構好きなんです。
人事制度の考え方なんか日本より数段進んでいるし、何よりも「人を人して尊重する」企業風土を大事にしています。

最後にこれを・・・
曰く「アメリカ人は英語を話せない人間を見下す」
No.です。
正解は
英語を話さない人種が地球上に存在することを知らない
です。

やっぱりアメリカ人だからねぇ。

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コメント

今回の記事は面白くて、ためになりました。
「人を人として尊重する」企業風土っていいですねえ。
日本の会社では人をコマとしか見ないことが多いですものね。
帰国されても、人として尊重されるようお祈りしております(笑)

投稿: Moto | 2010年2月11日 (木) 18時15分

面白い! さすがは下僕様! 勉強になる話をブログ・ネタとして楽しくご提供下さり、ありがとうございます
特に「マッケンローは・・・突然変異だったのでしょうか?」の部分では大爆笑してしまいました

投稿: AKI | 2010年2月12日 (金) 09時41分

昨日受験生の息子に↑この記事、、、
『よくこういう話、国語の問題で出てくる…』と。
ちなみに息子は今下僕さんと同じ学部を目指していますdash


今日娘に↑この記事、、、
『え~下僕さん、もう帰って来るの?早くない?
まだ2年くらいでしょう?なんかあったの?』


その後、、、

>正解は
「英語を話さない人種が地球上に存在することを知らない」
です。

『仕事上でのアメリカ人のことはよくわかんないけど、この最後なんてすごくよくわかる』
『ゆっくり話すなんてことは絶対してくれなかったし、誰でも英語がしゃべれると思ってるんだ!』
と共感していましたhappy01

投稿: MAM | 2010年2月16日 (火) 20時43分

ほほ~!
なるほどね!
まさに生の意見!興味深し!

下僕さんもアメリカンな男になってしまったの?wいな。それはないか・・・

ではでは!アディオス!

早く帰っておいで!

投稿: yamamomo! | 2010年2月20日 (土) 00時04分

Moto様
おっしゃる通りです。一刻も早くその日が来るのを待ちわびております。

Aki様
ありがとうございます。
アメリカ人、いい奴多いっすよ(笑)

Mam様
ホント、英語には苦労しましたよ。っていうか今もしてます。未だに電話での打ち合わせからは極力逃げています(笑)

Yamamomo!様
私?すっかりアメリカンな奴になりましたよ(笑)
帰国した暁には飲み明かしましょう!

投稿: 下僕 | 2010年2月21日 (日) 14時46分

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