最近はつらいことが多いです。
今週もつらい一週間でした・・・
日曜日:K区区民大会、QFで撃沈
月曜日~水曜日:決算発表準備で3~4時コース
役員様曰く「俺は今日は4時半起きで早く来て仕事してんだ!お前らもしっかりせい!」
返して下僕「俺はその時間まで仕事してんだ!お前こそちゃんと資料読め!」(心の中) 「さすが殿!当社の誉れでございます!」(現実)
木曜日:役員様海外出張準備で2時コース
金曜日:辛うじて終電で帰る。電車で帰れてすごく得をした気分になる
私の状況を四字熟語で例えると次の様になります。
9月:悠々自適
10月前半:難行苦行
先々週:四面楚歌
先週:危急存亡
今週:阿鼻叫喚
そして、そして本日土曜日は有明にて実業団の昇格決定戦です。
下僕的にはこの試合で勝つことこそが最大の目標でした!確かに今週は辛かった・・・たまに鼻血が出たりした・・・しかし、それが何だっていうんでしょう。
真の漢たるもの、逆境にあってこそ、その真価を問われるのです。
今回は出張等でベストメンバーが揃わず・・・クレー好きで理解不能な精神構造を持つT君、急遽代打で引っ張り出されたK君、盲腸の手術後3週間にして、同様の事情で引っ張り出されたI君、そして私の4名で出陣です!
T君が一番強いので、彼とK君で組んだダブルスでまず取る。
そして私がシングルを気合でもぎ取る。
I君は・・・捨てポンということで、術後のリハビリをして頂く。
こんな作戦を立てます。
最初はダブルスです・・・まさか、まさかの4-6、3-6で敗退です。T君の調子は相変わらず乱高下してましたが、大事なところでミスが重なったのが痛かった。
下僕「今日はどうしたの?」
T君「ハードですから・・・」
やはり彼はクレーでなければただの人、の様です(笑)
3戦して2勝した方が勝ちですから、もう負けられません。
先にI君がシングルで入ります。可哀想に思い切り顔が強張っています。そりょそうでしょう。人数あわせだからコートにいるだけでいいよ、なんて言われて来たのに、「もう後がないから頼むぞ!」ですから・・・まるで自分を見ている様です(笑)
ところが、このI君、予想を大いに裏切る健闘!
第一セットは落としたものの、接戦を演じ、第二セットは優勢にゲームを進めております。どうやら、彼の球があまりに遅すぎて、相手が戸惑っているようです(^_^;)
疲れが見え始めたI君に手持ちの芍薬甘草湯を全部贈呈し、ここで下僕も試合に入ります。
相手は若いサウスポー。ブーメランの様に曲がるスライスサーブと、ヘビースピンのフォアを得意とするタイプで、1ポイントごとに気迫をむき出しにする強敵・・・ただ、この一戦に賭けているのはこちらも同様。ましてや下僕的には最後の実業団。
背負っているものが違うんだよ、お前みたいな若僧とは。
相手のスピンに対し、スライスで対抗。コースを散らすことによって相手を振り、時折フォアの強打とネットプレーを交えて相手を翻弄し、第一セットを6-2でもぎ取ります!
I君の死闘に報いたい、そんな気持ちが後押ししてくれるのでしょうか。ここまでの出来は最高です。足もよく動いており、睡眠不足が全く気にならない・・・えぇ、負ける気がしないって奴です。
セカンドセットも先にブレークに成功、4-2アップとします。
頑張れよI君、君の努力は無駄にしないよ・・・と横目で隣を見ると、なにやら相手の応援団が大喜びしている・・・どうやらI君、奮闘空しく敗れた様です。
「残念だったね。よくシコってたのにね~」
「いやぁ。シコってセカンド取ったんですけど、それでIの奴色気を出しちゃって・・・ファイナルは打ちにいって全部ミスって1-6でした」
「・・・」
え~い、どいつもこいつも不甲斐無い!
こうなったら俺が漢の生き様って奴を見せてくれるわっ!!
と思ったのもつかの間。消化試合という手厳しい現実に、疲労がのしかかり・・・ここから4ゲーム連取され、4-6でセカンドを落とします。
相手がこちらのテニスに慣れてきたのもありますが、明らかに集中力が切れております。最後の数ゲームはカウントが全然覚えられなくなり、気付いたらゲームを取られておりました。
何をやっている自分!
これが最後の実業団ではないのか!
こうしてコートに立てること自体、幸せなんだぞ!
なんて自分を鼓舞し、ファイナルセットでは気合を入れなおします。その甲斐あって3-1アップ。こちらが容易にミスをしなくなったため、相手の表情にあせりが見え始めます。
その時でした・・・下僕のふくらはぎが痙攣を起こしたのは・・・
疲労の蓄積に、ハードコートという足の負担が重いコンディションが災いしたのでしょう。唯一の救いはふくらはぎ、ということ。芍薬甘草湯を飲めば何とかなる・・・と思ったのですが、つい1時間ほど前にI君に全部上げちゃってました・・・
負けるんなら返せぇぇ~!
何とか凍りついた左足を引きずり、第5ゲームに入ります。もはや出来ることは限られている・・・力を入れるショットは打たない、フォアもバックもひたすらスライスでつなぐのみ。よくしたもので、急にペースが変わったことに相手が戸惑い、相手サーブで15-40とします。ただ、ここから相手が粘って40-40へ・・・
このポイントは重要です。4-1とするか3-2となるかでその後の展開が全く違ってきます。双方慎重なストローク戦となり、10回、20回・・・間違いなくこの試合で一番長いラリーです。
根負けしたのでしょうか。相手のバックハンドが浅くなります。それをこちらはバックのスピンで、このポイントで初めてクロスにハードヒット!
これがラインぎりぎりに入り、相手を完全にコートから追い出します。やっと返したボールはセンターへの浅いチャンスボール・・・
何も考えないのに身体が反応しました。
フォアハンドに回り込みます。
そして渾身の力を込めてスイングを開始・・・
したところで両足に痙攣が・・・
しかし、もう止まれない。全てを賭けて振りぬくしかない!
矢の様なボールがダウンザラインに飛んでいきます・・・飛んで、飛んで、バックフェンス直撃弾・・・(落涙)
ここに至って私の両足は完全に硬直・・・消化試合ということもあり、ここで無念のリタイアとなりました・・・
明日から件の役員様と海外の株主様訪問の出張です。これから荷造りですが、もはや疲れきりました。酒でも呑みながら準備します・・・
今の心境:自暴自棄
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