2007年10月28日 (日)

落日燃ゆ・・・

今週は月曜日に大きい発表を何とかこなしたものの、戦時体制は継続し、青色吐息の平日でした・・・

そんな中、本日はK区区民大会に出撃です!
先日E区の大会で轟沈したため、もはやこれが最後の区民大会、漢たる者散り際は美しくありたいものです・・・というわけで、今回は真面目に優勝を狙って会場に向かいます!

初戦の相手は、クイックサーブが特徴的なおじさまプレーヤー。最初の2ゲームを難なく取るものの、次の2ゲームを連取されて2-2に。如何せん土曜日にテニスが出来なかったため、感覚がつかめず、全てのショットに自信がありません(泣)
次のゲームは何とかキープして3-2とするもすぐに3-3に追いつかれます。こんなところで負ける訳にはいきもうさん!ということで切り札であるバックへの回り込みを多用し、辛うじて4-3としますが、ここで次の対戦相手が熱い視線を送っていることに気付き、少しはフォアハンドでも打てることを見せてやるか、とバカなことを考えて漢フォアを解禁。案の上これが全くの裏目にでて、文字通り暴発を繰り返し、あっさり4-4とされます。
このゲームを落としたらもう終わりが見えてきます。いくら私が冴えない男でもこんな散り方をしたらファンの方々に顔向けできません!いや、実は大ウケか!?

恥も外見も捨てて再びバックで回り込んでのスライス→ネットダッシュの展開に戻し、40-40で迎えたノーアドを気合でもぎ取って何とか5-4とします。最後に相手のサービスゲームを何とかブレークして、6-4で逃げ切りました・・・

二回戦目も、こちらは壮年の部にも出ているおじさまプレーヤー。
相手は初戦def勝ちなので、まだ感覚がつかめていないはず、ということで最初から全力で飛ばす作戦で行きます。
これが奏功して5-1まで行きますが、ここから相手のショットが入り始め、5-3までまくられます。次の私のサーブを落としたら完全にアウトです。もはややることは一つ。ここでも伝家の宝刀であるバックのスライスを多用し、迎えた40-40のノーアドでもネットに付いて渾身のボレーを叩き込み、何とか6-3で逃げ切りました・・・
何とか勝てたからいいようなものの、メタボ浜選手からは「いやぁ、あれが噂に名高いバックへの回り込みですか~」と皮肉を言われ、赤面する始末。冴えません(^_^;)

何とかベスト8に残りました・・・
ただ、さすがは区民大会、ここからの相手は海千山千のテニスバカばかり。自分、今までこの大会には6回出ましたが、いまだ自力でSFに進んだことはありません。ここは何としても壁を破りたいところですが・・・練習不足のせいか、身体が動きませんし、何よりもショットが安定しないです。漢フォアに至っては打ち込んだボールは悉くミス。泣きそうな気持ちで次に向かいます。

QFの相手はサウスポーから放つフォアの豪打を武器とするI選手。相当なテニスバカで、試合前に聞いたところ、月30日テニスしているそうです(笑)
試合開始早々、まったく動けないストロークエースを2本くらい、やる気をなくしかけます。ただ、ここでシュンとなっては男の子とはいえません。唯一通じるショットであるスライスを多用して、相手に良い体勢で打たせないことを考えます。そして相手が低い打点で捉えたボールがフォア側に来たところで、漢フォアを叩き込む・・・こちらがいくらつないでもあのショットはこらえきれるはずもなく、あえて真っ向勝負を挑むことにします!

聞いて驚くなよ。
なんと序盤3-0アップとします。
えぇ、頑張りましたとも。奇跡的にフォアハンドのクロスが入ったこともありますが、全部40-40まで行ったところを、近年まれに見る勝負強さを発揮して、3つともものにします。
ところが、次の下僕のサービスゲームを30-0から30-40とされ、また40-40となったところで、下僕渾身のアプローチからアングルボレー!力強くガッツポーズを決めるも、相手からは無情にもアウトのコール・・・うーん、狙いすぎた様です。ただガッツポーズの行き場所がなく、かなりバツの悪い思いをしましたな(^_^;)
これで相手が復活、こちらもフォアの強打でミスが目立ち始め・・・あっという間に3-4と逆転されます。相手は完全に私のフォア狙い。えーい、卑怯者め!苦しい展開が続きます。
しかし、こちらも簡単には負けられません。次の下僕サービスで40-40まで粘り、ここでファーストサーブをセンターに叩き込み4-4とします!
しかし相手は月に30回テニスをする男。次のゲームをキープされ、4-5で迎えたサービスゲームは、30-30から相手のドロップを何とか返すものの、そこでI選手の豪快なドライブボレー・・・何とか食らい付いた下僕のラケットが弾き飛ばされ、思わずギャラリーがどよめく一打を食らいました(泣)。おいしいところをもっていきやがってぇぇ!
これで30-40のマッチポイントです。
気合を入れなおし、ラリーで相手のボールが浅くなったところで、必殺の気合を込めて漢フォアを・・・手ごたえは十分でしたが、無情にもラインを割ってゲームセット・・・これで日は沈みました(笑)

相手のI選手は見事でした。ミスはあるものの、フォアハンドの威力は恐らくプロ並み。あれだけのショットがあれば、テニスは正にストレス解消の道具となりえるでしょう。余暇のはずのテニスでストレスを溜め込んでいる下僕とは大違いです、彼はSFでこの大会ではほとんど負けたことが無い第一シードのU選手を凄絶なタイブレークの末に破り、見事決勝まで行きました。
とはいえ私も、負けはしたものの、久しぶりに真っ向勝負が出来たのでかなり満足!どんなにスコアが悪くても、自分が精一杯やったと思えれば満足できる。このあたりインナーゲームに書いてあるとおりですな(笑)

で、今大会の優勝者はなんとメタボ浜選手!
I選手との決勝では、神業的なネットプレーを披露してくれました。うーん、凄すぎる!
以前聞かせてくれた
・若いハードヒッターとやるときには、ファーストボレーはゆっくり深く、なんてやってたら必ず負ける。
・従い、相手に的を絞らせない、配球やショット選択をする必要がある。
という戦略をものの見事に実践されておりました。

最後にコート開放があり、タイから来たキムタク(失笑)ことK選手とジンジャー氏を交えてシングルのチャンピオンゲームをやりましたが、これはいい練習になりました!普段、こういう人達と密度の濃い練習が出来たら、きっと上手くなるだろうな。ってもう遅いんですが(^_^;)
終わりにK選手からアドバイスがあり、
・ノンプレッシャーの練習なのに、大きなミスがある。
・こういう練習の時から、常にショットの弾道をコントロールする意識が必要。これができていないと、試合の時に自信を持って望めなくなる。
うーん、ためになります。ただ、もう試合終わっちゃったんですけど・・・

下僕の法則その16
「良いアドバイスは、それを本当に必要としているときには与えられない」

同 付則1
「試合の待機時間で、たまたま手に取ったテニス雑誌に書いてあった技術を試合で使う場合、98%の確率で自分のテニスがメチャクチャになる」

| | コメント (7)

2007年10月21日 (日)

やっぱり日は沈む・・・

先週に引き続き、今週も仕事ではまり・・・

実は月曜日に大きな発表をやるのですが、金曜夜までかかって何とか一通り資料を整理して役員様にお持ちすると・・・

「こんなんじゃ良く分らないな。あれとこれを作ってくれる?
 明日、机の上に置いといてくれればよいよ・・・」

「「明日」って土曜日なんですけど・・・」
とは当然言えず、毒を前にしたソクラテスの様な表情でうなずくのみ。
さぁ、困りました。課長とも相談した結果、
①土曜に出勤してしまうと、役員様との下手な議論に巻き込まれるリスクが大
②結果として、土曜日だけでは結論が出ず、日曜日にも出勤せざるを得ない状況に追い込まれるだろう。
③従い、何とか今晩中に資料を仕上げ、彼の机の上に置いて逃げるしかない!

というわけで、金曜深夜に突貫作業に突入。何とか内容は薄いが体裁だけは整えた資料を完成させ、AM6:00にタクシーで帰宅です。

かなり身体は疲れましたが、まぁ、これで土日の自由時間を確保したのですから良しとしましょう。
もっとも、土曜日は2時間ほど軽い練習をして早々に寝込んでしまいましたが(^_^;)

で、本日はE区区民大会の予選です。前日にかなり休養したのでコンディションはまぁまぁですが、何故か無性に眠い。睡眠不足は一日では解消できないことを実感しております。

1回戦は・・・何とか6-2で勝ちました!
2回戦は・・・フォアハンドが爆発、6-0で勝利!
予選決勝は・・・フォアハンドが暴発、2-6で轟沈!

久しぶりに凹む負け試合でした(涙)
相手は、それ程強いというわけではなかったのですが・・・独特のフォームからスピンの効いたボールを打ってくる堅実なプレーヤーでした。相手のボールにタイミングを上手く合わせられず、アンフォースドエラーを連発。中盤からはネットに多く出るようにするも、上手くかわされてやはりエラーが同時多発テロ・・・
最後の方は相手のジャッジに腹が立って(まぁ、アウトとコールされてもおかしくはないボールでしたが)、安易なハードヒットで自ら死を選んでしまいましたとさ・・・

我ながら、2Rのときとの出来の違いにびっくりします。相手の配球はそれほどシビアでないのでチャンスボールは来るのですが、何故かこれを打ち込んだボールが悉く入らない。ついさっきまでは、「あの辺に飛んでけ~」でラインギリギリに入ったのにぃぃ!
こうなるとミスを恐れて強気なスイングが出来ず、アプローチも甘くなる。必然的に相手からシビアなボールが帰ってくるのでボレーも決まらない・・・こんな悪循環を延々と繰返しておりました(慟哭)

今から考えると、久しぶりのノーアド1セットの短期決戦で必要以上に固くなっていた様に思います。この辺はメンタルの部分に負うものが大きいと思うのですが、一度固まると修正が非常に難し、結果としてボールへの入り方が悪くなるし、判断力も、ネットでの反応も悪い・・・

「ミスをしてもいいから自分のテニスをしよう!」

と1089回ほど自分を叱咤してみたましたが、不思議なことに身体はまったく言う事を聞いてくれず、ちょりんちょりんのフォアハンドを量産するばかり

あぁ、数え切れないほど試合を経験してきているのに、未だにこんなことを書いている自分が情けない・・・あばれはっちゃくの父ちゃんの心境です。

試合が終わって、例えようもない絶望感に襲われる数十分を耐えると、次にはここ最近感じたことが無い猛烈な疲労感が身体を襲います。如何に負けた試合で余計な力が入り、精神をすり減らしていたか良く分りました。

個人的には、テニスで良いプレーをするにはコンディショニングがすごい重要だと感じます。今日の様なテニスをするときは、大抵深夜残業・休日出勤で寝不足状態の後ですので・・・きっと精神状態が「古タイヤの様に固く」(注)なってしまっているのでしょう。

(注)古いタイヤはゴムが固くなっているため、運転していると剛性が上がった様に感じられますが、柔軟性も減っているので、限界領域を超えると容易にグリップを失い、スピンします。

ちなみに、下僕の仕事のハイ・シーズンは春と秋。試合のハイ・シーズンも春と秋・・・私が年明けに行われるパ○ン王国の部内戦にだけやたら強い理由が、良く分ると思います(笑)

下僕の法則その15

「トーナメントを楽勝で勝ち進むと、負けるときは必ず大差で負ける」

同付則
「その場合、試合に負けた時の絶望感は、その前に買った試合の出来の良さの2乗となる」

鬱だ死のう・・・

| | コメント (9)

2007年8月26日 (日)

日はまた昇る?

ラケットを投げてから早いもので一週間経ち・・・今日は灼熱の12時から6時間、みっちり練習を致しましたぁ!

前日にタコ君さんはじめ数人の皆様との飲み会があり・・・結構酔っ払ってしまいましたが、それでもしっかり「タコ眠り」を拝ませて頂くのは忘れませんでした。最近ブログが更新されていない上につまらん、とダメだしされたような・・・
そのご利益でしょうか、今日は少しフォアハンドのミスが減った様に思います。もっともあれだけスピンをかけているのですから、本来ミスは激減するはずですので、多少減ったくらいでは改造した意味がないんですが(笑)

最初にアップから入って、サーブの打ちっぱなし練習。スマッシュ練習。そしてペアボレーからダブルスの試合練をやりましたが、なにせ時間があるので一つ一つの練習時間を多めにとれたので、じっくり練習することが出来ました!

フォアハンドは、
・テイクバックをあまり大きく取らず
・前腕の内側で押す感覚を意識
・加えてフォロースルーを上ではなく前に
なんて考えてみました。速い球に対しては差し込まれることが多いのですが、大分コントロールができてきた様に思います。このイメージで行けば、リターンも打点をさえ前で取れれば、まずまずの確率で打てそうです。

それから、最近調子を崩しているサーブですが、
・テイクバックで肘を90度に保つ
・振り上げでは肘からぶつけに行くイメージ
・スライスサーブでは、身体を横から正面へ回転させ、ラケットは薄くいれて内転は極力遅らせる
こんなところを意識してみました。スライスサーブでのセカンドで、たまに当りが厚くなって、ファーストより速いセカンドサーブが飛び出すことがありましたが、他はまぁまぁの確率で入ったと思います。先週まで打点を高くすることに拘ってましたが、この辺は調子が戻ってからおいおいチャレンジしてみようと・・・

今日は、華麗なテニスと輝かしい戦歴、そして、そのいずれともギャップが大きい素敵なHNをお持ちのメタボ浜さんがビジターとして参加されました。
すごくキレイなテニスです!
上手い人の共通項である「ぶれない軸」
繊細なタッチとダイナミックな踏み込みで、パンチボレーからドロップ、アングルまで自由自在なボレー
鬼神を思わせる、ネット際での反応速度とスマッシュの強さ・・・

いやぁ、眼福でした。
最後の試合練では、2試合組んで頂きましたが、もの凄く心強い!大船に乗ったような、とよく例えられますが、この2試合は原子力空母にでも乗った様な安心感がありました。
前衛の動きは完璧だし、リターンは速いし、僕がすることといったらサーブ入れてリターンを返すだけ。後は「お願いします!」の声をいかにタイミングよく掛けるか、でした(笑)

少しお話をさせてもらいましたが、
・若いハードヒッターとやるときには、ファーストボレーはゆっくり深く、なんてやってたら必ず負ける。
・従い、相手に的を絞らせない、配球やショット選択をする必要がある。
テニスは確率のスポーツであると同時に相手がいるスポーツです。確率が高いショットは相手も予測しているため、セオリーどおりにやっているだけでは勝てない・・・参考になります。
確かに負けている試合では、こちらがどんなにハードヒットし、コースを散らしても、相手が余裕を持って構えているケースが多いです。そんなときには、相手の予測を外すことに集中したほうが良いのかもしれません。もちろんそれだけで勝てるとは限らないでしょうが、勝てる見込みがない方針を愚直に守って負けるよりははるかにマシ、というものでしょう。

今日は充実した練習ができ、また色々勉強させて頂きました。
来週は千葉県の大会があります。下僕はかなりのツワモノと当るドローらしいのですが、今日聞いた話を少しでも生かせる様、頑張りたいと思います。
初戦負けを前提に、その後の練習スケジュールを組んでいるのは極秘です(笑)

| | コメント (4)

2007年7月 8日 (日)

そして僕は・・・

最後まで勝敗の行方が分らない、手に汗握る激戦から一夜明け、筋肉痛に苛まれながらも練習に行ってまいりました!
真の漢を目指す者に挫折はつきものです。肝心なのはその敗戦から何を引き出し、改善していくか、です。私の場合は、引き出すも何も、誰が見ても一目瞭然なフォアハンドの暴発を何とかする必要がありまして・・・とてもじゃないがゆっくり休養などしておれません(^_^;)

最初にE区を拠点に練習しているサークルに参加です!
実は本日、○.Tennisという某テニス雑誌(笑)が、巻末のサークル紹介に載せるため取材が来るということで、代表の方から直々に参加要請を頂きました。
このコーナー、下僕もたまに見ますが、お約束の集合写真のみならず、色物系メンバーのお笑いシーンや、そのサークルの「No.1プレーヤー」を紹介するコーナーもあります。参加要請があるからには、当然「No.1プレーヤー」への出演だろうと、念入りに髪型をセットしてからの参加です。

で、コートに着くなり渡されたのが青色のアフロのヅラ・・・どうやら下僕はお笑いシーン担当の様です。本来なら
下がれっ下郎!真の漢を目指す男に対して無礼であろう!!
と一喝するところですが、受けた屈辱を黙って耐えるのも真の漢。おとなしく何枚か撮られてあげましたよ(笑)

それにしても、かぶりものご持参で参加されたかのMご夫妻には、再び圧倒されました。あの存在感は東京東部と千葉県西部のテニスエリアに並ぶ者はおりません。彼らこの世界で頂点を極めるのもそう遠い時期ではないことを確信しました。もちろん、テニスの話です(笑)

結局ここでは殆ど練習せず、パ○ン王国の練習に移動し、ここで本格的に練習を開始です。4時間でストローク、ボレストから試合形式の練習まで一通りこなしましたが、下僕フォアのご乱行は収まるどころかますますヒートアップ。
スイングの軌道やらテイクバックやら手首・肘の使い方やらを、色々修正してみたのですが・・・あっちが直ればこっちがダメ、という感じで全く改善されません。最後には、おもちゃを分解するものの、元に戻せなくなった子供宜しく途方にくれてしまいました(涙)

今日終わってみて感じたのは、色々試しすぎてスイングが安定せず、タイミングも狂っていること。従い、真ん中を良く外しますし、ラケットが上から出てしまうこともあります。
次回は打点への入り方を念入りにチェックし、スイングは「テイクバックは早く」「前で捉えて、前に押す」だけを意識し、感覚を掴むことを最優先しようと思います。逆立ちマン様の豪打を見て以来、スイングスピードがどうしても早くなりがちですが、こちらも押さえ目にして、まずは全体の感覚をもう一度確かめたいと思います。

| | コメント (8)

2007年6月11日 (月)

Team ZAMST~E区本選編

「ニコライィィ~!」
気合と共に放たれた漢フォアが空気を切り裂き、相手ボレーヤーのラケットを弾き飛ばす。呆然とする相手ペアを尻目に、ダビデンコ風の無表情を維持しつつ悠然と次のポジションに向かう・・・

こんな心象風景を描きながら、E区区民大会会場へ向かいます(笑)

まずは本選のドロー決めです。16ドローのうち、すでに本選inのシード陣の8ドローは確定しており、予選勝ちあがりの8組が入る場所をくじで決めていくことになります。ぱっと見ですが、第一シードと第二シードがエボラクラスの最凶レベルのウイルス保有者で、いわゆる「えんがちょ」。ここは何が何でもそれ以外を引かねばなりません。

最初にくじを引いたペア・・・いきなりNo.2、すなわち第一シード直下を引いて死亡が確認されました(笑)。一同瞑目。まったく、どこにでも運が悪い人はいるものです。

続いて下僕です。
気合とともに、抽選箱から番号札を引き出します!
No.15!
第二シード直下です・・・。
思わず周囲から沸き起こる安堵のため息と、顔を引きつらせる相方ズッキー。
悪いの私じゃありません。私という人間を知っておりながら、私にくじを引かせたズッキー、あんたが甘すぎるんだよ・・・。坊やだからさ・・・

こんなんで試合に入ります。
最初のズッキーサーブは見事にキープ!しかし、くじ引きのショックから抜け出し切れないのか、下僕サービスで当方のスマッシュミスが多発し、痛恨のダブルフォルトもあってブレークを許します。
これで相手が勢いづき、瞬く間に2-6ダウンまでリードを奪われ・・・思わず「何がいいって、8ゲームマッチだから、2ゲーム余分に出来ていいよね~」的な感慨さえ出てしまいます(^_^;)
しかしながら、展開的には徐々に良くなってきており、最後のフィニッシュのミスさえなければ必ず挽回できる、そんな感触も持てるくらいには落ち着いてきました。2-6ダウンからズッキーサービスをキープして3-6とし、次を取られて3-7とされるも鬼門の下僕サービスをキープに成功、4-7とします。続く相手サーブでは、ズッキーのバックハンドリターンが冴えまくり、待望のブレーク!サーブもキープして6-7とし、迎えた相手サービスでも0-30と完全に追い上げムード。

しかし、さすがはエボラウイルス保有者第二シード。この局面から精度の高いプレーを連発、こちらも対抗してニコライ魂を発動!する予定だったのですが、相手もそのオーラを察知したのかバックにボールを集めてきたため、漢フォア・ニコライバージョンは出番がなく・・・結局4ポイント連取されて6-8でかもされちゃいました(泣)ちっ、逃げやがって・・・

率直に申し上げると、今日の相手は強かったです。
サーブ・リターン・フィニッシュで、強くて精度が高いショットを持っていましたし、玉際がまた強い!浮いたボールを叩き込んでも、手の届くところにいってしまうと必ず返されてしまいます。このあたりは強い選手に共通するところで、その点自分が彼らの仲間入りをするには、まだまだ道は遠く、険しいです。

負けるといじけて会場をすぐに後にするのが普段の私なのですが、この日は最後まで観戦しました。雨天による中断が4時間程度あったので、借りたテニスクラッシック完全に読破(笑)、任天堂DSも初体験しました。
脳年齢検査、下僕は48歳だそうです。機械の分際でなめやがって・・・

決勝は予想通りウイルス保有者、もとい第一シードと第二シードの対決となり、激戦の末8-5で第二シードのペアが優勝しました。
イージーミスがほとんどない超ハイレベルの試合でしたが、一体どういう練習をしたらあんなレベルのテニスが持続するか、全くもって不思議でなりません(^_^;)

まぁ、自分たちが負けた相手が優勝してくれたのが救いです。
自分に勝った相手が次に負け、その相手も次に完敗し・・・なんてことになったら、自分が食物連鎖の底辺・・・例えるならミジンコ、いやミジンコにすら負ける植物性プランクトン、ということになり、憂鬱な気分になること請け合いです。(タコ君さん風)

表彰式を終えたのが19時30分、その後21時までコート解放ということで、パ○ン王国メンバーと練習させて頂きました!
ダビデンコの残像がまだ脳裏に残っている上に、早く負けたためにテニスクラッシックを熟読できたこともあり(笑)、試してみたいこと満載な状態。非常に有意義な練習ができました!

1.フォアハンド
自分、手打ち回避&身体の回転を重視するあまり、肩と腕の回転角度が変わらない”ドアスイング”の汚名を長年甘んじて受けておりましたが、その改善のため
・へそを正面→腕を振り出す、という時間差の意識。
・肘を支点にした前腕部の前方への振り出し。
の2点を意識してみました。
特に後者は自分的には「手打ちかな?」と思えるくらい極端にやってみたところ、差し込まれさえしなければ、かなり威力が増した様に思います。差し込まれさえしなければね・・・

バックハンド 
軸足(左足)のつま先を前向きにし、股関節部分に捻りのパワーを貯める。これも上手く打点が合えば、ショットの威力が増すことが判明しました♪
もっとも、これはダビデンコというよりフェデラーなんですが、結果が良ければ何でもあり、ということで(笑)

サーブ
担ぎ上げの時に前腕を内側にねじることにより、ヒット時の内転のパワーを大きくする。これも威力が増すと思います。確率が若干落ちるきらいがありますので、セカンドでは使えないかな。数打つと手首とか肘への負担が重そうです(^_^;)

フォアとバックのストロークはかなりいい感じでした。ただ、いずれ身体の負担が増えそうで、ダンベルラケットによる鍛錬が必要かもしれません。

この感覚を忘れない様にしたいと思う一方、その意識が強すぎると他の部分がおかしくなって、スイング全体のバランスがくずれたりします。
例えば
①:ドアスイング改善のため、腕の振り出しを強く意識
②:振り出しの意識が強くなりすぎ、手打ちになる
③:手打ち改善のため、身体の回転を強く意識
④:回転を意識しすぎ、ドアスイングになる(結局元のスイング)
⑤:①へ戻る
こんな無限ループを今まで幾度経験したことか・・・

「やったと思えばドジを踏む。それが人間。朝に計画を立てても、昼にすることはへまばかり。」 byヴォルテール

| | コメント (7)

2007年5月14日 (月)

戦いとは、常に二手三手先を考えてするものなのだよ

本日は草トーに参戦です。

少しだけ設備が乏しいのと砂が多すぎるオムニコートが玉に瑕ですが、3500円で4試合は必ず出来るというコストパフォーマンス満点の、某所にて行われるトーナメントです。

真の漢を目指すものに立ち止まることは許されません、ということで難なく予選突破で、1位トーナメントに進出を決めますが・・・どうも様子がおかしい。
このトーナメント、それほどメジャーではありませんが、上記特典があるため県でも有名なテニスバカの1人や2人は必ずいるのですが、今日はそれらしきツワモノが見当たりません。それに人数も少なめだし・・・ひょっとして今日はオープンではなく、初中級限定だったりするのか・・・そんな疑念まで頭をよぎりますが、よくよく考えてみると本日は白子でPTRのマスターズが行われているので、ツワモノさん達はそちらへ巡礼に出かけていることに気付きます。

ちゃーんす。(あみだばばぁ風に)

自分、自慢じゃありませんが、シングルでオープンの草トーに優勝したことはありません。鬼のいぬ間になんとやら・・・今日はその最初で最後のチャンスにちがいありません!

えっ、せこいって?
何とでも言うがいいさ。こうでもしないと勝てないんだから・・・
千里の道も一歩から、ローマは1日にしてならず、真の漢への道もこの勝利から始まるのです!

SFの相手は、取り立てて特徴のない人です。バックは両手打ちですが、苦手なグリグリスピン系ではなさそうです。フォアは面をあわせてくるフラット系ですが、これも強打はなさそう。サーブもボレーもまぁ普通。足もそれ程速くなさそう。
よろしい、まずはこいつから血祭りにあげることしましょう。礼儀正しい人で、少し悪い気もしますが、今日ここで私と合ってしまった生まれの不幸を呪って頂くしかありません。

試合開始です。

まずは下僕サービスから始まります。コーナーにいいファーストが入り、相手のリターンが浅くなります。こちらはそれを待って、我ながら惚れ惚れする様なスライスのアプローチを相手のバックに送ってネットに詰めます。唯一の自分の一番得意な得点パターンです。あとは相手が苦しまぎれに打ってくるパスかロブを決めるだけ・・・そんなことを考えていると、矢の様なバックのストレートパスが・・・。
間違いは誰にでもあります。どんな試合でも全てのポイントを取れるわけではありませんし、第一相手のまぐれ当りに動揺する様では、真の漢を目指す者の名折れと言わねばなりません。悠々と次のポイントに向かいます。
これも、コーナーにスピンサーブが入り、相手をコートから追い出すことに成功します。再びリターンが浅くなりますので、スライスでアプローチを放って前へ。センターに戻ろうとする相手の逆をつく、相手がパスをミスる姿が透けて見える様な完璧なアプローチです。これも悠々と、まぁ、一応ネットには出てやるか位の気持ちで前に出て行くと、今度はショートアングルに全く動けないパスが・・・いきなり0-30となり、結局第一ゲームを落とします。

確かに、腐ってもSFまで来るだけあって、バックは上手い様です。ドンマイ俺♪次は相手のフォアを攻めてみましょう。なにせフラット・スライス系しか打てない様ですから、低いアプローチを打てば簡単にパスは打てないはず。
案の上、最初の2ポイントを取り0-30とします。すると、ここで相手が中ロブを打ち始めます。それも、コート真ん中に落ちるスピードを殺した奴を。これは嫌な展開です。こういうボールは強打するのが案外難しいし、角度もつけづらい。ライジングでとっても、相手の球が遅いためそれ程速い球が返らないし、球が遅い分相手はすでにセンターに戻っているので、相手を走らせることにもならない・・・。30-30とされ、その後長いデュースを繰返した挙句、このゲームも落として0-2とされます。

ここに至って悟りました・・・この人、すごく強い!!

バックはコンパクトなスイングから、ストレートからアングルまで自由自在。一見弱そうなフォアも、面だけの切り替えしでストレートとクロスに打ち分け可能。中ロブも、ある程度スピードのあるボールに強いこちらのテニスの特徴を把握した上での戦術でしょう。そして特筆すべきはそのミスの少なさ。イージーミスが全くありません。

数分前の余裕は完全に吹っ飛びました。それからは何とか相手のテニスを崩そうとドロップショットを打ったり、サーブ&ボレーをしますが、相手は全く崩れません。そしてあの中ロブのいやらしいこと(笑)
無理をして打ってミスらされ、コースを甘くして入れに行くと、カウンターで仕留められ、こちらも中ロブで返すと延々とロブの打ち合いが続くのですが、そのうちこちらのボールが浅くなり、そこをバックで強打されてエースを取られ・・・相手がぬり壁に思えてきます

結局、ぬり壁氏に1-6で敗れました。完敗です・・・手も足もでないとはこのことか、というほどの完敗でした(泣)

ちなみにこの方、マチコ女史と地元が同じとのことなので彼女に聞いてみると、レベルが高いことで有名なM市でも上位シード、県大会の年齢別では優勝経験もあるというツワモノであることが判明しました。結局、この日はこの方が優勝なさいまして、決勝のスコアは6-0・・・こんな相手にSFで当たってしまった自らの生まれの不幸を呪うしかありません。

最後にこの日の反省です。

・セカンドサーブ
目標はダブルフォルト撲滅!実際には4試合で5回くらいあったでしょうか(笑)
もっともそのうち3回はある程度攻めたセカンドサービスなので、まぁよしとしましょう。残りの2回は・・・負けた試合で出ました。しかもそのうちの1本はゲームポイント・・・。他の面でもそうなのですが、負けている試合ではプレッシャーがかかるためか、ショットの確率が落ちるようです。サーブなんて、相手が誰でも基本的には変わらないはずなんですが、自分の場合ファーストの確率は悪いし、ダブルフォルトの回数も多くなります。まだまだ特訓が必要な様です。

・フォアハンド
最近、調子悪いです。
最後の3決では、負けてもともとで思い切り打っていたら、少し感覚が戻りました。
最近読んだ本の影響で、身体の回転、それも膝・腰・腹・胸という様に下から上に回転していくイメージを練習していたのですが、上手く面が合いません。
①打点は身体の前
②前腕の内側でボールを押す
③身体の回転より、ボールを押すことをイメージする
基本に戻って、このあたりを意識してみたら、少しよくなりました。

・チャンスボールのミス
負けた試合では大事なポイントでスマッシュミスが2本出ました。結局テニスは積み重ねのスポーツ。ダブルフォルトの様なイージーミスや、チャンスボールを確実に決めれる人が強いのでしょう。

そうそう、本日はタコ君さんが、見事にY市で優勝なさいました!
同じ「鬼のいぬ間に」なんですが、かたや市民大会優勝。こちらは・・・
当面、草トー優勝には縁がなさそうです。
最後のチャンスがぁぁ・・・

| | コメント (17)

2007年5月 6日 (日)

K区区民大会~春の陣

世間的にはGWの終わりが意識される時期なんでしょうが、本日はK区区民大会に参戦です。

うーん、今回の大会はレベルが一段と上がった様に感じます。まぁ、GWの真っ最中に行われますので、この大会に出ること自体が相当のテニスバカということなんですが・・・他の区や市の大会で上位に進出している人たちが予選で負けたり、一回戦でかちあったりと。
あっちにはゴジラが、こっちにはキングギドラがいて、そうかと思うと隣のコートではレッドキングが怒りの咆哮を・・・まさに怪獣島。そんな中、ピグモンの様にか弱い下僕は科特隊やウルトラマンの助けを得ることも出来ずに震えておりました(笑)

1R 6-2
細身ながら、派手さはないものの堅実なプレーをする方でした。バックは両手打ちでして・・・カウンターショットが上手そうです。というわけで、あまりこちらからは強打せずに打ってもどうせ入らないし、コースを散らして的を絞らせないことを考えました。遅めの展開にじれた相手が強打してくるのですが、幸いなことにそのボールにミスが多くなり始め、何とか勝てました。

2R 6-2
どこかで見た、と思ったら忘れもしない2年前のミックスの決勝で負けた相手でした。とにかく自分からは打ってこない、こちらが攻めると面を合わせて切り返してくる・・・自分が苦手なタイプです。
ここであったが百年目!
と渾身のフォアを叩き込むも、力まかせに打ったショットだけに予想通りネット下段とフェンス直撃二塁打・・・、あまりの悲惨な結果に、まずは堅実なストロークで粘ろうとあっさり日和ります。ただ、もともとそういうストロークがないものですから、必然的にちょりんちょりんのフォアしか打てなくなり、結果どんどんこちらのストロークが浅くなって、相手に攻められます・・・幸いなことにその展開から要所でバックのパスが抜けたのと、相手のミスに助けられたことで、何とか雪辱を果たせました(笑)
ちなみに以上の経緯を格好つけて書くと

ディフェンスに秀でた相手だと早い段階で看破し、あえて相手に攻めさせる展開に持ち込み、カウンターショットで撃破!

ということになります。
いかに私の書いていることがいい加減か良く分るかと(笑)

QF 3-6
相手は不動の第一シードU氏。打って良し、守って良し、何でもできるオールラウンダーです。初戦に私の師匠であるタコ君さんをやすやすと料理してのQF進出です。

U氏とは2年前のこの大会の同じQFで当り、3-6で負けております。あの時は序盤に大量リードを奪われるも、気合のシコリで挽回(笑)。3-5まで追い上げたところで、痛恨のダブルフォルトを連発して敗れ去り・・・今回は2回目の対戦となります。

ほかならぬ師匠の仇討ちに加え、今回は前回のリベンジを果たさねばなりません・・・真の漢を目指す者ならずとも燃えるところです。
まったく、弱いと色々な人に負けるため、リベンジの対象者が多すぎて疲れます(憫笑)

ただ、何の作戦もなく挑むのは愚か者のすること。
前回の対戦から、U氏はこちらが打たなければあまり打ってこないタイプとお見受けしました。ですので、遅いボールでつなぎ、相手がそれに合わせてきた所で、この日のために復讐の刃を研ぎに研いだ漢フォアハンドを速いテンポで叩き込む!そんな作戦を立てます。そう、ショット自体のスピードや絶対な防御力がない分、緩急を武器に戦おうというわけです。
もちろん相手はこの世界(注:テニスバカワールドのこと)では知らぬ人はいない、と言われるプレーヤーですので、これで勝てる保証はありません、ただこの大会は1セットノーアドの短期決戦。最後には実力の差が出る3セットマッチと違い、一発まぐれが2回続けば(言葉の矛盾ですが)勝負はどう転ぶか分りません。

そんなことを考えながらコートに入ります。で、15分後には0-4となりました(苦笑)
うーん、ベストは尽くしているんですが、相手の球の伸びが想像以上で、肝心の「遅い展開」を作る前にミスを量産しております。
もちろん、一方的にやられていたわけでもなく、私のサーブで40-15、レシーブで15-40という有利な状況もあったのですが、両ゲームともそこからまくられた挙句ノーアドで落とす腰抜けぶり。当初の目論見と違い、思いっきりノーアドを有利に利用されております・・・さすが自分、他の面ならいざ知らず、ここ一番の勝負弱さでは世界で三本の指に入るでしょう(泣)

自分の弱さを自慢している場合ではありません。このままではダンゴ負け間違いなしの状況ですので、漢フォアもプライドも、ついでの人生も捨て、とにかくラリーをつなげることに専念します。その結果5ゲーム目のノーアドで相手のミスを誘い、やっと1ゲームを取ります!
この頃には漸く相手の球にも慣れてきて、当初の目論見どおり「遅い展開」を作って、何とかラリーを続けられる様にはなり・・・
1-4、2-5、そして第8ゲームをブレークに成功、3-5として自分のサービスゲームです!

で、あっさりラブゲームでブレークされて息絶えましたがな(笑)
しかも、今回は0-15から3回連続ダブルフォルト、という目を覆いたくなる様なおまけつき。まったく、あの先日までのセカンドサービス特訓の成果はどこへ行ってしまったのでしょうか・・・

情けないのは、前回と展開的にはほぼ同じだったこと。
自分、進歩がまったくございません。

待てよ・・・本当にそうなんでしょうか?
この2年間の努力は本当に無意味だったのでしょうか?

否!前回とは違う点があるのです!

それは、最後のゲームを敢闘空しくブレークされた際・・・

前回はダブルフォルト「連発」だったが今回は「3連発」だったこと・・・

自分、進歩してないんじゃありません。退歩してるんです・・・

「不幸はこれを語ることによって軽くすることができる」
byコルニィエ
→この人がどんな人かは知りませんが、この言葉が真実だということは存じ上げております。

| | コメント (10)

2007年4月30日 (月)

漢練・・・セカンドサーブ編

本日はジンジャー氏と2人で4時間、みっちり練習させて頂きました!

普通にアップをして、その後試合練習を中心にやりましたが、レベルの高い相手とみっちり練習できることは、とても幸せなことです。

今日のテーマは、フォアハンドストロークで身体の捻り戻しを有効に使う、です。

イメージとしては・・・始動は膝。その後腰、肩とまわして行き、最後に手が前に出る。つまり「竜巻の様に下から身体を回転させていく」というもの。
うーん、イメージは簡単なんですが、実際にやってみると難しい。特に走らされた後にこれを意識するとスイングが崩壊します(笑)
あと、これを意識するとどうしても、スイングがアウトサイド・インになりがち、従ってクロスは良いんですが、逆クロスが難しい。練習だとそこそこ打てても、試合になると力が入るのか、上手くできません。
うーん、まだまだ腰より先に肩が開いちゃうのかもしれません。

試合練は6-7、3-6、1-0までやったところで、ジンジャー氏痙攣のため中断となりました(笑)。今日の私は前夜睡眠をキチンと取れた為か、痙攣はありませんでした。

前回同様、1セットノーアドの戦い方を意識してみました。今回はゲーム数を気にせず「ひたすら自分のテニス」をするというもの・・・で、結果はジンジャー氏にコテンパンにやられましたがな(笑)
まぁ、「5セットマッチ」ということですので、正確には相手方RETによる私の勝ちといえるでしょう(憫笑)

色々考えると、結局は「こういうボールが来たらこう打つ」という風にあらかじめ的を絞っておいて、それを無心に実行する、というのが一番いいのかもしれません。もちろん、「こう打つ」の部分にバリエーションを持たせて、状況によって最も確実なもの、あるいは確率は落ちるけど威力はあるもの、と選択することが必要になるのですが、そもそも試合の場で出来ないことが出来るようになるのは期待する方がバカ、というものでありまして・・・選択肢を増やす、もしくは個々の選択肢の精度や威力を高めるのは練習の場で行えばよいのでしょう。
本番の場では、最初にある程度選択肢を決めておいて、それをゲームの進行とともに個々の選択肢の有効性や確度を確かめつつ、必要であれば修正を加えていく、これだけ考えていれば良いのではないのかと思います。もちろん、ミスが出たり、相手の球が予想を上回ったりでポイントは取られますが、それはそれで相手が上手、と割り切るしかないのでしょう。

うーん、文章にすると分りますが、これって当たり前のことですね。
しかも、言うのは簡単でも実行するのが難しい、そんな原則です。ボツですな(笑)

最近、ダブルフォルトが多いので、セカンドサーブの練習をやりました。その方法とは・・・

①セカンドサーブを9本連続で入れる。
②最後の10本目はファーストサーブで、思い切り打つ!
③途中で1本でもミスったら、最初の①からやり直し。

これは、良い練習になりました。
1球1球にプレッシャーがかかるため、本番の状況に即していますし、ミスったら最初に戻るので、今の自分のセカンドサーブの確率がすごく良く分ります。
スピンサーブの場合、確率はざっと70-80%。スライスサービスだと50-60%くらいかな。スライスサーブでセカンドサーブを打つのは、相当リスクをとっている選択肢、ということが良く分りました(笑)
・ラケットの担ぎ上げが上手くできず、それがインパクトの面の確度に影響している。
・トスが正確に上がっていない。
このあたりが、改善点として分りました。

ちなみに、神尾米は①を99本でやっていたそうです。
自分、朝から晩までやっても終わらない自信があります。

| | コメント (5)

2007年4月10日 (火)

打つべきかつなぐべきか

今週末の報告をさせて頂きます。土曜日に法事がありまして・・・地方で行われますので、日帰り出張です。この手の集まりは、顔見知りの従兄弟なんかに会えるのは楽しいのですが、こういった席でしかお会いしない親族の方も大勢いらっしゃいまして・・・人見知りの激しい、内向的な下僕にはつらい会です。仕方ないので、真昼間から焼酎を飲んだくれてました(笑)

日曜日は先週に引き続き実業団です。
本日の相手は、以前対戦し敗戦したチーム。どうも相手のNo.1は外部の助っ人らしく、JTA100位台でかなりのツワモノ。事の是非はともかくとして、間違いなく「化け物」クラスですので、ここで落とすことを前提としてオーダーを組むしかありません。
ということで、今回も前回同様単複両方に出場。もちろん、シングルスはNo.1で出て、かのツワモノに当たって散る、いわゆる「捨てワン」を拝命することに。

男は、たとえ負けると分かっていても、立ち上がらねばならない時がある。

このセリフ。言うべき時に言うべき人が言うと、たまらなくしびれるのですが、如何せん下僕が言うと、ギャグかリスクヘッジの言い訳にしか聞こえないらしく。
「捨てワンだからといって気楽に負けんといてください。やる以上は勝ちにいってくださいね!」と言わずもがなの念押しをされてしまいました・・・
こういうときに、普段の行動が大事なんですね。

ところが、当日は前回来ていた助っ人君は不在で、おじさん中心のラインナップとなっております。喜び勇んでやや失望して試合に臨むことに・・・

まずはダブルスで2勝します。続いてシングルも2番手と3番手を取り、あっけなくチームの勝ちが決まりました。

で、下僕のシングルの相手は、ダブルスでも当たった下手そうなあまり上手くなさそうなおじさんです。ダブルスは楽勝でしたし、チームの勝ちも決まっていることもあって、この程度の相手に本気を出すなんて、真の漢を目指す者にっとては名折れ。ここはひとつワンランク上のテニスを見せつけてやるか。

なんて発想も出てしまいます。
実際アップをしてみても、足は動いてないし、バックはセンスのかけらも感じないちょん切り、いやぶった切りのスライスしか打ちません。このあたり、スライスフェチな下僕としては、納得できないところです。

試合開始です。

あっという間に1-5ダウンです。

一体何が起きたのでしょうか・・・
極力簡単に言うと、相手が上手いのです!
足が動いていないので、来た球を棒立ちで横殴りにひっぱたくのですが、これが実によく入る。例のバックのぶった切りスライスも、本番になった途端、すさまじい角度で下僕を襲います。こんなショットをやっとの思いで拾うと、デッドゾーンからのロングボレーでポイントを決められる。こちらがネットに出ると、横殴りのインチキショットでアングルに落とされたり、神の領域のオンラインロブで頭上を抜かれる・・・

もちろん、こちらがダメだった部分もあります。「格上のテニスを見せる」なんて間抜けなことを考えたばかりに「下らないミスはできない」という意識が芽生えて振り抜きが悪くなってました。
「打つべきボールだけ打つ」先週の反省が迷いを生み、「打てるボールでも打たない」・・・これが相手に攻められる要因になり、その状態から無理なショットを打たざるを得なくなる・・・そう結果的に「打てるボールは打たない、打てないボールを打つ」ということをやってしまいました。

この感覚、昨年春に絶不調に陥った時とすごく似てます。

ここに至っては、見栄もプライドも捨てるしかありません。とにかく相手のコートに返す一方、バックのスライスでアプローチに出るいつものパターンを多用することにします。
相手も当初の勢いが弱まり、5-5まで盛り返します。

なのに、なのにそこから2ゲーム連取されてファーストダウン・・・

このころになると、他の試合はすべて終了してますので、ギャラリーも増えてきます。
「チームの勝ちが決まっているんで、遊んでやがる」そんな皆の視線が痛いです。

セカンドに入ったところで、とにかくリズムを変えるためにサーブ&ボレーも使って、とにかく先にネットに着く展開を心がけます。また、徐々にフォアの強打も入る様になり、結局残り2セットを6-2、6-1で取りましたが・・・

1セットマッチだったら負けていた・・・

という非常に重い現実に、我ながら言葉を失います。

特にイタいのが、5-5まで追いつきながら5-7とされてしまったことです。
この手の展開はよくありますので、ここでミスっては元も子もない、という意識から守りのテニスになってしまった面はあるのですが・・・。
自分でも納得できておらず、このあたりテニスの奥深さを思い知りました。

そうそう、マイケル氏ご推薦の携帯酸素をセカンドセットで投入してみました!

効果は・・・よくわかりません。

うーん、酸素を吸っているって実感もないんですよね~。せめてにおいとかついてれば分かりやすいんですが・・・
ただ、結果として今回も5セットやりましたが、足は攣りませんでした。

あと、ファーストサーブでグリップを厚くしてフラット気味にしたら確率あがった、なんてのは、今後のよいヒントになると思います。

そうそう、打つときに声を出すと結構いいかもしれません。
「えぁ!」とか「うんあぁ!」とか(笑)
リズムを取ることに集中できるのか、打つときの迷いが軽減される感じがします。
昔、「よいしょ!」「こらしょ!」「どっこいしょ!」という気合を打つ度に入れていた学生時代の先輩を思い出します。
彼が〆の「どっこいしょ!」の言葉と共に繰り出したショットが、見事に相手に打ち抜かれたを見て、大いに涙したものです。

隣のコートで、当社の別のチームが実業団3部でリーグ戦をやっていたのですが、その試合のレベルはやはり少し違っておりました。「ただつなぐ」ことの重要性がすごくわかります。
自分、体力があまりないこともあって「つなぎ合い」=「自分のペースではない」と考えてしまいます。そこで、ついつい無理攻めをしてしまい、自滅するパターンが多いのですが、よくよく考えてみると、全てのプレーヤーがシコラーであることは当然なく。相手もつながれると嫌になることが多いと思います。もちろん、最初から最後までシコラーに徹するというわけではなく、序盤あるいはペースを変えたいときには有効ということで、今後の参考にしたいと思います。

来週は実業団の第三戦です。U市の大会とかぶります・・・
今年からU市の大会って、初日は一回戦のみになるんですよね・・・。
自分、幸い(?)基本的に上位進出することは稀ですので、今までは実業団を一回休むだけですんだのですが、今回は2週連続で休む可能性も出てくることになります。

このあたりはハムレットのごとく煩悶することになりそうです。
どうせなら、もう少し色っぽいテーマで煩悶したいですな(笑)

| | コメント (5)

2007年4月 3日 (火)

人事と書いて「ヒトゴト」と読む

今日は先日の実業団のお話を・・・

下僕、最近どうも成果が出せないこともあり、この機に沈滞ムードを振り払うべく、35の年齢を省みず単複両方の出場を敢行です。

で、その意気込み故か、ダブルスは序盤こちらのミスが多発し、0-2ダウンから始まります(笑) 相手はフォアサイドがかなり堅実なテニスをする一方、バックサイドが相対的に粗いので、主にそちらにボールを集めることに。この弱いものいじめ作戦が奏功し、ファーストセットは6-3でまくり、セカンドセットも6-2と順調に勝つことができました。この日は風が強くなかったことから、スライスのロブが上げ易かったのが大きかったです。

さてシングルスです。
下僕の相手はダブルスでも当たった堅実なテニスをするプレーヤーで、始まりからぐりぐりのムーンボールを延々と打ってきます。あまり好きなタイプでは無いのですが、それほど球が速くないことから、バックのスライスでコースを散らす作戦で序盤は4-1アップとしました。
ただし、そのあたりから相手も下僕スライスに慣れ始め、毎ゲーム長いデュースを繰り返す展開に・・・何とかファーストセットを6-3でもぎ取りますが、相手は自分からは決して崩れないタイプですので、長期戦になりそうな気配が濃厚に漂い始めます。

その現状を打破すべく、セカンドからはフォアの強打を積極的に打つ作戦に変更しますが、これが見事に裏目に出て0-3ダウンからのスタートです。
その後1-4とされるも、漢フォアのタイミングがある程度合ってきたため3-4までまくりまして・・・気分的には大いに良くなったものの、やはりフォアの強打というエネルギーを使うショットを多用したことから、足がピクピクし始めます。

ただし、ここで慌てふためく様ではテニスバカが泣くというもの。かねてから用意している「馬の薬」ことネオパスタノーゲンをおもむろに取り出し・・・取り出し・・・取り出そうとするも、出てきたのは何故かケースだけで、肝心のチューブが見つからないぃぃ!

そういえば、ちょっと前に探して見つからなかったものを、「そのうちに出てくるだろう」とたかをくくっていたことを思い出しました。
「問題の先送り」はテニスにおいても致命的だということを痛感します。
仕方なく、芍薬甘草湯を服用するにとどめて、試合続行です。

気合で第8ゲームを取り4-4としました!
ただ、そこで左右の太腿に痙攣が起きてまったく動けなくなり、あたかも銅像の様にコートに立ち尽くす羽目に・・・結局セカンドは4-6で落とします。

ファイナルセットは、この状態ではさすがに無理ですので、リタイアを決心したまさにその時、他の試合がすべて終了。合計2勝2敗で自分の試合にチームの勝敗がかかることが判明いたしまして・・・チームの若手連中が何やら血走った目で「激励」してくれます。

下僕「参ったな、足が攣っちゃってさ・・・」
若手「下僕さん、これからっすよ!」
下僕「いやだから、足が・・・」
若手「相手もきついはずです!」って喜々としてムーンボールを打っているじゃねぇか。
下僕「いやその、もう限界かなって・・・」
若手「ここまできたら最後は「気持ち」ですから!」
下僕「え~と、痙攣の薬も持ってないし・・・」
若手「僕のアミノバイタル、飲んでください!」
下僕「・・・」

試合続行です・・・

といってもほとんど走れないため、基本はロブで返球。サーブは全部下から打つというインチキテニス。ところが、相手はディフェンスはうまいが攻めるのは得意でないらしく急にミスを連発。なんと序盤は2-0アップです。

これで俄然意気が上がる我が応援団

「行ける行ける!」
行けないって・・・

「絶対勝てますよ!」
無理だって・・・

「相手はそろそろ限界ですよ!」
すでに俺が限界を超えてるって・・・

などと、勝手なことを言いまくりです。

ここから相手はすぐにペースダウンし、再びムーンボールでつなぐ展開になります。
ゲームももつれて4-4まで行きますが、ここで再び発作が・・・
今回は左右太腿の裏表に加え、内腿というのか股関節というのか、いずれにせよ膝から上の下半身で筋肉があるところはすべて攣った様な事態に。痙攣の痛みにはやや慣れたものの、あたかも自分の足でないかの様に、下半身がまったく動きません。さらに、ときたまポイントを取ったときにガッツポーズをとると、上腕部まで攣り始める始末・・・

最後の力を振り絞るも長いデュースの末、第9ゲームを落とし、マッチゲームも一回はデュースまで行くも、最後にはバックのスライスがネットし、あえなく敗戦です(涙)

足を引きずりながら戻ってくる下僕に対して

若手「お疲れ様でした!見てて面白かったですよ。さすがです!」

って・・・面白がるんじゃねぇぇ!

まぁ、試合自体はこんな感じでしたが、一応それなりに得るところはありましたので、転んでもただでは起きない精神を発揚させるべく、ここでまとめておきます。

・ディフェンスを得意とする選手に対しては、相手に攻めさせる展開を無理やり作るのも「比較的」有効。
・攻めるにしても、最初からガンガン行くのではなく、緩急をつけて「打てるボールだけ打つ」方が確率がよい。
・強打するにしても、無理してフォアに回り込むよりは、バックで強打した方がミスは少ない。
・勝負にこだわると、どうしても「チキる」ので、結果的にミスが増える。
 「これでダメだったら仕方ない」という開き直りはメンタル的に実に有効。

痙攣対策としては
・甘草湯はふくらはぎには有効。一方、太腿には効かない。(あくまで個人の経験です)
・多少暑くても、痙攣の予感がしたら長パンを着用すべし。
・パスタノーゲンは忘れずに。
・競った場面では相手も容易に打ち込んでこないので、アンダーサーブは以外と有効。

なんてのもあります。もっとも通常時にアンダーサーブをやるのは結構恥ずかしいので、この戦術を発動するには別の意味で勇気が必要です(笑)

まぁ、最後には
・左右の太腿が攣ってしまったらまず勝てないので、早めにリタイアして身体へのダメージを最小限に抑える方が得策、ということになるのですが・・・

| | コメント (14)